カラダ探し 寒いけどホラーマンガ読みたいなって人にオススメしたい
ホラーマンガって皆さん読みますか?
昨今スマホで読むこと前提に読むだけでなく「振動」したり「音」が鳴ったりと仕掛けが施されたものが多くなってきましたね
しかし僕のなかでは「恐怖」を感じさせる演出ができていれば紙面だけでも十二分にゾクゾクできると思ってます
ホラー系は数あれど、最近読んだもので読み終わった後に余韻がたのしめたマンガを紹介します
- 作者: ウェルザード,村瀬克俊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: Kindle版
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ざっくり説明すると
「カラダ探し」と呼ばれる「呪い(ゲーム)」に巻き込まれた高校生 バラバラに解体されたカラダを見つけなければ、永遠に同じ日をループしてしまう
しかし、そのカラダを探すにもひとすじ縄ではいかない、なぜなら「赤い人」に見つかれば惨殺されてしまうから…
ホラー、グロ、ミステリー、タイムループの要素を持ったマンガで、どちらかと言えばパニックホラーでしょうか
どこが怖いのか?
ずばり、赤い人の描写でした。
もともと作者の特徴(?)はトーンを重ねて陰影を作るのではなく、線を重ねることで影を強調しているからか、絵からのプレッシャーがかなり強めなんですね
また、よくあるページをめくると大ゴマでドン、というインパクト重視の演出だけでなく、
じつは見つめられていたり、バトルマンガばりのスピードがあったりとふんだんに恐怖がちりばめられているんです
話の舞台は学校、閉鎖空間で追跡者に追われる系が好みなら一度も読んでみてはいかが?
ちなみに本編は1完結済み(外伝がでるそうです)なので一気読みもできます
以下ネタバレも含みます
ぶっちゃけるとカラダ探しという呪いを解く方向に向かい始めると、どうしてもホラー要素は弱まってくるかなと(※ただこれはほとんどのホラー系に言えることかな)
・なぜ呪いがあったのか→じつはこんな悲劇が
・呪いを解くには?→◯◯の魂を沈める
・みんなが疑心暗鬼→協力しようぜ!
どうしても未来にベクトルを向ける以上しかないことなんだけど…
ただそれでも読みきらせるのは作者さんの画力と演出の力なのかな
とくにカラダ探しは、大きく分けると3つの章に分解でき、それぞれ一区切りしているので場合によっては区切ってしまうこともある、それをさせないのはやっぱり作者さんの力です
カラダ探し コミックセット (ジャンプコミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 村瀬克俊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: コミック
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ではでは、今回はこのあたりで